新卒雇用は最近になってようやく景気回復の影響が及ぶようになりました。

アベノミクス効果は如何に!?2020年の新卒求人倍率と採用状況について

2020年の新卒求人倍率と採用状況

新卒求人倍率のグラフのイメージ

2012年に民主党政権が解散してからはじまった「アベノミクス効果

 

日本国内の景気改善だけではなく、それまであったギリシャ問題やPIGSと呼ばれる国をはじめとした欧州危機も一難が去り世界経済を牽引するアメリカはNYダウが史上最高値を更新するなど世界的な景気回復が進んでいます。

 

日経平均株価は2012年には8,200円ほどまで下落していましたが、僅か2年で2倍近くの1万6,000円をつけるなど、ちょっとしたバブル景気とも呼べる状況にもなりました。

 

 

そのようななか、新卒の求人倍率や採用状況は決して楽観できる状態ではなく、2014年の有効求人倍率は1.28倍。2013年は1.27倍のためほぼ横ばいという結果でした。

 

しかし、2014年以降求人倍率は年々上昇してきており、2015年3月卒業予定者の求人倍率は、1.61倍と2014年の1.28倍を大幅に上回りました。

 

 

業種別で特に好調だったのが建設業で前年比プラス38%と高い伸びを見せており、好調な理由の一つとして、PC・スマートフォンの普及によってより企業の資金調達が簡易になった点が挙げられます。
なお、債権の電子化や電子決済の普及によってインターネットを通じての資金繰りは今後ますます増えることが予想され、特にファクタリングによる資金調達はより活発になる見込みです。

 

 

そして、2020年3月卒の新卒求人倍率は前年度より0.05ポイント下落したものの、1.83倍とリーマンショック以降2番目に高い水準となっています。

 

この数値について詳しくみてみると、企業側の求人総数は前年度より0.9万人減少の80.5万人、学生側の民間企業就職希望者数は0.8万人増加の44.0万人です。

 

企業側の求人総数が減少した背景としては、中小企業が新卒の求人総数を縮小して、中途採用枠を拡大したことが挙げられます。
また、民間企業の求人総数は学生の就職希望者数に対して36.5万人不足していることも分かります。

 

 

人材不足の課題は依然として続いていますが、アベノミクスによる景気回復で雇用は大幅に改善してきているのです。

 

 

2021年は再び就職氷河期がやってくる?

 

アベノミクスの影響により新卒求人倍率は回復していますが、オリンピック後の2021年に就職氷河期が再来すると言われています。

 

その要因は主に2つあると考えられ、まず挙げられるのが景気の悪化です。

 

オリンピックが始まるまでは、不動産が高騰するほか、競技場を作ったりインフラの整備をしたりとお金の動きや労働者の雇用が盛んになります。
そしてオリンピック開催中は、世界各国から集まった観光客がお金をたくさん落としてくれるので景気は自ずとうるおいます。
しかし、オリンピックが終わってしまえば、海外からの観光客が減り、高騰していた不動産バブルも弾けてしまうため景気が一気に悪化するのです。
もちろんオリンピックに関した雇用も無くなっていくので、雇用も減ります。

 

景気が悪化すれば、企業側の売上に少なからずとも影響が出てくるので事業の縮小やリストラなどの対策がはじまります。
その結果、新卒採用枠が減り求人倍率が大幅に上昇する就職氷河期に突入してしまうのです。

 

 

2つめの要因は、外国人の雇用促進とAIの導入です。

 

最近では、コンビニや飲食店、百貨店などさまざまなところで、外国人が働く姿をよく見かけるようになってきました。
なぜ外国人労働者が増加しているのかというと、外国人を雇うことは日本人を雇うよりも人件費を安く抑えられ、英語や中国語なども堪能なため観光客の対応もスムーズにこなしてくれるからです。
国側としても、2018年に留学生の国内就職率5割に高める目標を設定しており、今後ますます外国人労働者の数が増加する見込みです。

 

 

また、少し前から注目されている「AIに仕事を奪われる」問題ですが、こちらも年々AIの技術が進歩してきてその日がどんどん近づいてきています。
今はまだAIを導入するに費用も高く、実績も不透明なため人を採用する方が良いと考えられていますが、費用が安くなりそれなりの実績も出てくれば多くの企業がAIを導入する流れになることは明確です。

 

 

このように、外国人労働者の促進やAIの進歩でオリンピック後の就職活動は厳しくなっていくと予想できます。

 

 

求人に関するアベノミクスの恩恵は2020年まで?

経済に関する新聞を読む男性

アベノミクスやオリンピック效果により求人倍率が高まりつつありますが、もうそろそろ終わりを迎えるかもしれません。

 

現在は学生が優位の売り手市場ですが、オリンピック終了後の2021年には状況が反転して企業側が優位になる買い手市場になることが予想できるのです。

 

 

今、転職をしようか悩んでいる方は、2020年が終わるまでに行動しておくことをおすすめします。

 

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